5年ぶりに関西に戻ってきて
時間を見つけては、なじみの店を訪ねている。
学生の頃から通うお店で
すいよせられるように手にした、
とある「作家さんの器」
うすくて軽くて、手にすーっとなじむ飯碗。
凛とした雰囲気
直線美に一目惚れ・・・!
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昔から器は好きだが、
転勤族になってからは買い控えてきた。
近年はおもに北欧ブランドの器を愛用しており
どこから見ても均一的で、
ガンガン日常使いできる
「タフな器」を必要としてきた。
ところが40歳を前にして、びみょーに
好みが変わってきたんです。
まず食に関しては
肉よりも野菜、洋食よりも和食へ。
うつわも、1点1点表情が違う
「和の風合い」を求めるようになった。
器えらびのポリシーは
かならず実物を見て、ふれてから、買う。
「人気の作家さんだから、有名だから」
という基準で選ばない。
自らの手でふれて、心が動いたものしか買わない。
そうして迎えた器たちは
使っていて、本当に心地がいい。
今日は何を盛り付けよう。
どの器を組み合わせよう。
"好き"が詰まったうつわのおかげで
料理のモチベーションがグンと上がり
暮らしの「たのしみ」が増えた。
毎朝ヨーグルトを盛るうつわは
カトラリーのあたりがやわらかく
あたるときの音色まで美しい。
ここちよい音色を聞くと、つい嬉しくなる。
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年齢とともに、心も身体も好みも
ゆるやかにかわっていく。
40代を迎えるのが楽しみだ。
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