「そうだ、美術館に行こう。」
若い頃から美術館という場所が大好きで
地元関西をはじめ、金沢の21世紀美術館、
直島のベネッセハウスミュージアムなど
各地の美術館へ足を運びました。
結婚して、子育てに追われる中
アートをたのしむ余裕などなく
すっかり足が遠のいていましたが
子供達が成長し、子育ても
一段落したなぁ~と思うと同時に
「美術館に行きたい!」
ウズウズし始めたのだ。
さらに、本屋で久々に手にとった
カーサブルータス11月号の特集が
【日本のBEST美術館100】ときたら
「あぁ、完全に呼ばれている
美術館、行くなら今でしょう」
12年ぶりに、アートを巡ることにしました。
写真多め&長文です。
ご興味のある方はどうぞ、お付き合い下さい。
今回ご紹介するのは
愛知県、豊田市美術館。
運転は超苦手なくせに、1人気合で
車を2時間近く走らせ向かいました
緑に囲まれたアプローチを抜けると
広大な庭と、壮大なスケールの
モダニズム建築が姿をあらわします。
建築家 谷口吉生氏の設計により
1995年に開館した現代美術館。
谷口氏の建築を見たのは実は初めてで
計算し尽くされた「直線」たちが潔く交わった
まさにモダンの象徴という印象で
建物の圧倒的なオーラに鳥肌が立ちました。
想像どおり、いや想像以上に
ドンピシャ好みすぎて感動しました...
立つ位置、見る角度によって
表情が全くかわるのだけど
どこを切り取って観ても
一貫して感じたのは
「凛とした美しさ」
もうね、建物の正面、サイド
色んな角度から眺めるのが楽しすぎて
館内に入るまで、1時間近くウロウロしながら
写真を撮りまくってました
開館25周年を記念した
「VISION」コレクション展
「DISTANCE いま見える景色」が開催中。
25年間の展覧会ポスターと所蔵作品を並べ、
その歴史を振り返る企画展です。
展覧会ポスターのエリアが
個人的にとても愉しめました。
じっくりアートを堪能した後は、
館内を散策。
どうやら私、椅子のある風景が
萌えポイントらしい。
やたらと写真に椅子が写りこんでたよ。
それにしても、単なる「柱と窓と椅子」
とは思えないこの美しさよ。
壁と階段のアート。
まるで、ここはニューヨーク?!と
錯覚してしまうほど、空間全てが芸術的でした。
建物だけでもアートとして
十分成立するはずですが
緑や自然との調和が、また素晴らしい。
建築の魅力に自然との調和が加わり
主張しすぎず、しずかに
アートを美しく引き立てる
素晴らしい美術館でした。
帰路についてからも
その余韻が頭から離れない。
五感がフルに刺激される
非日常体験となりました。
やっぱり、美術館好きだなぁ
写真をみて、息子たちが
「行ってみたいーーー!」
と言っていたので
次回は家族で訪れよう。
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